中国で働いた時に苦労したのは仕事の納期と質。対策はこうする。

中国で就職したHさんに苦労話とアドバイスをお聞きしました。
中国で苦労したこと
私は現在、中国で現地採用として働いています。
日本と中国は同じアジアの国で古くから交流があり、
日本の文化の多くが中国から伝わっているため、
日本人と中国人は同じような価値基準を持っていると思うかもしれません。
しかし、実際には全く違います。
特に仕事に対する価値観は全然違うため、多くのトラブルが発生し、苦労します。
私は工場とオフィスで働いた経験があります。
仕事内容によって巻き込まれるトラブルは変わってきますが、
共通しているトラブルは仕事の納期と質です。
中国人は納期を守らないとよく言われます。確かにその通りです。
しかし、実を言うと、日本人が納期を異常に守り過ぎているきらいがあります。
ここで、よくトラブルが起こります。
中国人は納期を絶対厳守のものではなく、
あくまで目標であり目安であるとしか思っていません。
そのため、多くの中国人が関われば関わるほど、納期が遅れがちになります。
仕事の質に関しては、中国人は初速が早いです。
70~80%ぐらいまではすぐに仕上げてきますが、
それ以上を仕上げるのには時間がかかったり、仕上げられないことも多いです。
これは製品の開発にも言えますし、レポートの提出にも言えます。
詰めが甘いと言えます。
結局、最後まで仕上げるの時間がかかってしまい、
納期の遅れや品質の低下につながり、クレームに発展することも少なくありません。
日本で働くのと比べると、
計画通りに進まないので、ストレスが溜まります。
これから中国で働く人に対策としてアドバイス
中国人の報告は鵜呑みにしない方が良いです。
仕事が上手くいっていると言っても、
それは彼らなりに上手くいっているのであり、
日本人から見れば全くダメな場合も多いです。
そのため、中国人の言葉を鵜呑みにせず、
自分でもしっかりと確認をして、要所要所でしっかりとフォローをしましょう。
そうすれば、ギリギリになって仕事が終わらないということも減ります。
また、私の場合は中国人は納期を守らないという前提の下で、
いつも計画を立てていました。
日本側に報告するスケジュールと中国人に伝えるスケジュールを意図的に違うものにし、
日本には余裕のある日程で、中国にはキツキツの日程を伝えていました。
そうすると、ちょうどトラブルなどが発生して、
日本側に報告した期日ギリギリに終わるような感じになります。
中国人は自己主張が強いため管理しづらく、
納期や品質の面でトラブルが起こりやすいので、
中国での仕事はメンタルが強くないと辛いと思います。
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以上、「中国で働いた時に苦労したのは仕事の納期と質。対策はこうする。」でした。
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この記事の投稿日:2016年03月10日
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